【更新:2024年3月13日】
【R6前期試験対応】
こんにちは。おいものっこです。今回は、幼稚園や幼児期の教育の教育について記されている条文について、みていきたいと思います。試験問題としては条文ごとではなく、項目ごとに出題されることも多いので確認しておきましょう。それではやっていきたいと思います。
学校教育法
引用元
第三章 幼稚園
第二十二条 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。
※ポイント
・「学校教育法」の名の通り、各学校について記されており、第三章 幼稚園では、幼稚園の目的、それを達成するための目標、幼稚園に配置する職員などが記されている。・空欄問題としては、義務教育、基礎、幼児を保育、健やかな成長、環境、心身の発達、などが出やすい。
第二十四条 幼稚園においては、第二十二条に規定する目的を実現するための教育を行うほか、幼児期の教育に関する各般の問題につき、保護者及び地域住民その他の関係者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うなど、家庭及び地域における幼児期の教育の支援に努めるものとする。
※ポイント
・空欄問題としては、第二十二条、保護者及び地域住民、必要な情報の提供及び助言、家庭及び地域、が出やすい。
・二十二条に規定する目的を達成するための目標が第二十三条に掲げられているが、それも必ず、目を通しておくこと。
教育基本法
引用元
(幼児期の教育)第十一条 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。
・正式名称は、『就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律』・2006年に成立、公布、施行された。『教育基本法』と同じく、<生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なもの>とあるが、その前に、「幼児期の教育及び保育」とあったり、そのあとの部分から、『認定こども園法』とわかる。
・『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』には、「乳幼児期の教育及び保育は、子どもの健全な心身の発達を図りつつ生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、」とあるので、それにも注意する。
・児童福祉法第39条の2に「幼保連携型認定こども園」の記述があるので合わせて注意する。
→詳しくはこちらの同ブログ関連ページで
保育士試験対策(児童福祉施設のそれぞれの概要・役割) - 保育士試験対策~これだけはやっておけ~
幼稚園教育要領
引用元 :幼稚園教育要領(文部科学省)
第1 幼稚園教育の基本
幼児期の教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり,幼稚
園教育は,学校教育法に規定する目的及び目標を達成するため,幼児期の特性を
踏まえ,環境を通して行うものであることを基本とする。
このため教師は,幼児との信頼関係を十分に築き,幼児が身近な環境に主体的
に関わり,環境との関わり方や意味に気付き,これらを取り込もうとして,試行
錯誤したり,考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を生か
し,幼児と共によりよい教育環境を創造するように努めるものとする。
・空欄問題としては、環境、信頼関係、主体的、試行錯誤、幼児と共に、が出やすい。
・「教育基本法」と「認定こども園法」と同じく<生涯にわたる人格形成の基礎>とあるが、幼稚園教育は、学校教育法に規定する目的~のところから、幼稚園教育要領と判断する。
・第1章 総則 第1 幼稚園教育の基本と第2 幼稚園教育において育みたい資質・能力及び「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、必ず、しっかり目を通しておく必要がある。
★上記の条文は、それぞれ出典を答えられるようにしておくこと。
★学校教育法、教育基本法、幼稚園教育要領、保育所保育指針、認定こども園法は、必ず、みておかなければならない。小学校学習指導要領もみておくことができたら尚よい。
今回はここまでにします。